1月17日、阪神淡路大震災が発生。…この年の初頭に起こった未曾有の大災害は、今も我々の記憶に鮮明に残っています。それから間もなくして、「地下鉄サリン事件」が発生。極端な言い方をすれば、'95年は、この二つの暗い出来事がすべて…そんな年だったのではないでしょうか。
さて、その'95年初頭、本誌にて『新・味いちもんめ』として現在も連載中の
『味いちもんめ』が、TVドラマ化されました。ご記憶の方も、きっと多いはず。主演(もちろん伊橋悟役)は、中居正広。小林稔侍、樹木希林、布施博ら共演者も豪華。主題歌(大黒摩季『ら・ら・ら』)もヒットしましたね〜。この号では巻頭カラーで、そのドラマを徹底分析しています。
吉田聡氏の
『渚のジェントル』も連載されていました。…海辺の静かな街に10数年ぶりに帰ってきた、サーフィンの元全日本チャンプ・我勢俊一が主人公。彼は、「海を愛し、他人のために頑張る」地元の振興団体・渚会に入り、頑張っている普通の人々を応援していく。海、友情、そしてギャグ…吉田氏らしさ満載の作品です。
…人間の言葉を喋れる猫・ギンと、飼い主の少年・シゲルの目を通して、人間社会をシニカルに描く佐藤智一氏の
『2丁目のニャーゴ』という作品も連載中でした。兄弟誌ビッグコミック・オリジナルで活躍中の佐藤氏の、いわば“隠れた名作”です。
本企画の「'93年…4月1日号の巻」で『大畸人伝』という作品を紹介した魚戸おさむ氏は、
『斗馬』(脚本/若林敏生氏 監修/麻布太郎)を連載中。…伝説的総会屋だった父を、敵対する乗っ取り屋が放った刺客によって殺され、孤児となった主人公・加納斗馬。父の復讐を心に誓って生きる彼の成長していく姿を追う物語。読みごたえあります。