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スペリオールHISTORY
1997年……2月1日号の巻
忌まわしい事件、銀行破綻…思えば暗い世相だったのかも?
 いわゆる“酒鬼薔薇事件”は、この年。記憶に残るいや〜な犯罪って数多くありますが、この事件のインパクトは、ホント強烈でした。“京都会議”で、地球温暖化問題が話し合われたのも’97年。それにしても、今年の冬は、イヤなくらい暖かかったですね〜。
 '97年2月1日号は、六田登氏の新連載『歓びの日々』が巻頭カラーでした。…8年間のアフリカ滞在を終えて、日本に一時帰国したカメラマン・氷室耕太郎。一人娘のあやとの再会の前に、別れた妻・恵利子から見せられたのは、体中にピアスや入れ墨をほどこし、髪を染め、すっかり変わり果てたあやの写真だった…。複雑な親子関係を通して、現代社会を抉る問題作です。六田氏のスペリオール初連載作品。
 武論尊+池上遼一氏の巨匠タッグは、『ストレイン』を連載中でした。…たった5ドルで殺しを引き受ける男・馬勇(マヨ)。ある日、彼は病気の女性の殺しの依頼を受ける。その依頼者から渡された住所に馬勇が行ってみると、ターゲットは病気の女だった。だが、その女の娘・シオンに哀願され、馬勇は依頼人のほうを殺してしまう。殺された依頼人はマレーシアの暗黒街の組織の人間であり、その背後には日本有数の企業グループ“KUSAKA”の影が…いったい、この母娘と“KUSAKA”、そして馬勇の間にはどんな因縁が…? 究極のピカレスクは、一読の価値アリです!
 玖保キリコ氏の『ちょべりぶ』という作品も連載中。…私立藤の宮学院高等部にやってきた謎の転校生、後白河葉月。どう見ても普通の女子高生ではない葉月は、クラスのみんなにパールウォッチを配るわ、2時限目の授業をなくしてお茶の時間にしてしまうわと、わがまま放題。この“超お嬢様”の葉月の世話役を仰せつかった、クラス委員の角子は振り回されっぱなしで…。玖保氏ならではの感覚で描く学園マンガでした。
 高田靖彦氏は『演歌の達』を連載。…演歌をこよなく愛する男・越川逹は、“演歌の逹”と呼ばれる日を夢見て、大手レコード会社「テイトウレコード」に就職。一年半の営業部勤務の後、念願の制作部への異動の内示を受けるが、異動先は希望していた“演歌”の「第一制作部」ではなく、“ロック”な「第二制作部」だった…。担当した歌い手のために奔走する“情熱の男”を描く、高田氏の名を漫画界に知らしめた秀作! 本誌連載作品『やんちゃぼ』が5号で終了した高田氏ですが、近いうちにまた、スペリオールでイイ漫画を描いてくれるハズです。ご期待アレ!
1997年はこんな年だった
1月… 「ナホトカ号重油流出事故」「「松田聖子と神田正輝が離婚」
2月… 「神戸連続児童殺傷事件」「大阪ドーム、ナゴヤドーム完成」
3月… 「フジテレビが港区台場の新社屋から放送開始」「岡山自動車道全線開通」「秋田新幹線盛岡〜秋田間開業」「三井三池鉱山閉山」
4月… 「消費税3%から5%に引き上げ」
5月… 「阪神タイガースのマイク・グリーンウェル選手が『ユニフォームを脱ぐ時だという神のお告げがあった』と引退表明」
7月… 「香港が英国から返還される」「映画『もののけ姫』劇場公開」
8月… 「ソウル発グアム行き、大韓航空機801便墜落、乗員乗客228名死亡」「ダイアナ元英皇太子妃事故死」
9月… 「インドにてマザー・テレサ国葬」「野村克也監督率いるヤクルト・スワローズが2年ぶりのリーグ優勝」「JR信越本線、横川〜軽井沢間が廃止」
10月… 「北陸新幹線高崎〜長野間開業」「磐越自動車道が全線開通」「臓器移植法施行」
11月… 「山一證券破綻」
12月… 「地球温暖化防止京都会議で京都議定書採択」「介護保険法公布」「都営地下鉄新宿線が平日に限り日本の地下鉄では初となる急行列車の運転を開始」
●ヒット曲 『MajiでKoiする5秒前』広末涼子
『硝子の少年』KinkiKids
『すみれSeptember Love』SHAZNA
『For the moment』Every Little Thing
『WHITE BREATH』T.M.Revolution
『Glass』河村隆一
『HOWEVER』Glay
『Red Angel』ポケットビスケッツ   他
●流行語 「失楽園」
「たまごっち」
「ガーデニング」
「パパラッチ」
「マイブーム」
●ベストセラー 『少年H』妹尾河童
『鉄道員』浅田次郎