昔を振り返るとき、その年に流行った歌とかを聴くと、ふと記憶が甦ったりするものですが、競馬好きの人は、その年のダービー馬の名前で「あんな年だったな〜」などと思い返すものです。ちなみに'97年のダービー馬はサニーブライアンという馬でした。
で、この年、スペリオール史上初となる競馬漫画が始まりました。原作・松本捷平氏、作画・飯山カズオ氏による
『魅惑の砂』。…馬主に憧れる競馬好きサラリーマンの主人公・風間は、地方競馬の共有馬主制度を利用して、本物の馬主になる夢を叶えようと決意する…。ちなみに、3/23発売の本誌8号より『蹄鉄の響』という本格競馬ロマンがスタートします(集中連載)。競馬ファンの方もそうでない方も、どうぞご期待ください。
岡崎二郎氏の
『国立博物館物語』という作品も連載中でした。…東京・上野の一画にある「新東京博物館」では、アミューズメント・パークの建設が進行中だった。その目玉となるのが、入館者が太古の世界をバーチャル体験できる“スーパーE”。この“スーパーE”とは、AI(人工知能)にインプットされた白亜紀の情報と、6千万年にわたる自然淘汰の歴史から生物進化の歴史を再現していくコンピュータ。このコンピュータの中で再現されている「恐竜が闊歩している時代(白亜紀後期)」を、来館者がバーチャル世界で体験できるのだ。しかし、まだ開発中の段階の“スーパーE”を体感できるのは、新人館員の森高弥生ただ一人だった…。地球の科学、歴史に精通した岡崎氏ならではの作品。この作品は'99年、第三回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞しています。
大学の就職課を舞台にした
『東都大学就職課物語 希望の椅子』(原作・西ゆうじ氏/作画はしもとみつお氏)という作品もありました。…主人公、「東都大学」就職課課長・野々山希望は、“野々山が座った後の椅子に座ると、就職の希望が叶う”という風説が飛び交うほどの就職指導の名人。“人生におけるもう一つの結婚”である就職。進路に悩む学生と、野々山との触れ合いを通じて、人生を描く物語です。バブルがはじけ、就職難の時代を迎えた当時のご時世を伺い知れる作品です。
国友やすゆき氏は
『月色狂想曲』を連載中でした。10年間も想いを寄せられていたた高校時代の同級生・香織の結婚式に出席した主人公・坂口。彼は、自分を想ってくれた香織をふってまで一緒になった妻とは離婚。女性と付き合う自信を失っていた。そんな矢先、誰もが目を奪われるような美女・美月と出会いう…。国友氏が描く“大人のラブコメディ”といった作品。国友氏は現在本誌で『社買い人 岬悟』を好評連載中。こちらもヨロシクです。
ギャグマンガでは、森田フミゾー氏の
『ダイナマイトダディー』という4コマ、中川いさみ氏の
『関係筋』というショートギャグがありました。…森田氏の作品は、“逆襲中高年!! 4コマ漫画”というキャッチコピーが示す通り、会社を舞台としたサラリーマン4コマ。そう言えば昔、「ダイナマイトダディ」って馬がいたな〜。…で、中川氏の『関係筋』は、4コマとか1ページギャグという体裁ではない、6ページの中で2本のネタをやるという、画期的な構成の作品でした。ところで、中川いさみ氏の最新単行本『ニュースの牛』が絶賛発売中です。そっちもムッチャオモロイですよ!!