1999年7の月、地球はハルマゲドンにより滅亡する…。ルネッサンス期のフランス人予言者・ノストラダムスが人類滅亡を予言した年でしたが、とりあえず大事は起こらず。今日も生きていることに感謝です。
この年の3月、現在本誌にて連載中の『新・味いちもんめ』の前身である作品『味いちもんめ』の原作者、あべ善太氏が急逝されるという、悲しい出来事がありました。『味いちもんめ』が第44回小学館漫画賞を受賞した矢先の出来事でした。あべ氏がお亡くなりになったことにともない、同作も本誌'99年4月15日号をもって終了することとなるわけですが、この号では、あべ氏の遺稿を倉田よしみ氏が描いた作品、
『カントク日記』の第一話が掲載されています。…俳句好きの高校教師・桜田は、“球児”という俳号が災いし、弱小野球部の顧問に指名されてしまう。平日の帰宅は9時10時があたりまえ。土日出勤も確実という過酷な労働が伴う野球部顧問。妻は断るようにと求めるが断りきれず、離婚の危機に…!? あべ氏の人柄が滲み出ているような、温かい作品です。
巻中カラーではシリーズ連載の一回目として、石川優吾氏の
『ソーダ村の村長さん』が始まりました。…東京で暮らすOL・宗田茜は、実は人口200人の過疎の村・宗田村の村長の孫娘。村長選挙の時期がやってきたため、有給休暇で帰省した茜。宗田村の財宝(!?)に目を付けた職場の先輩・小山田ユウコも一緒について行くことに。東京から電車で8時間、さらにバスに乗り換えて3時間、最後は徒歩で山越えて、道無き道を進み、ようやく宗田村に。が、辿り着いたはいいが、高齢を理由に茜の祖父は村長選への出馬を辞退。茜が村長選に立候補することになってしまう!! ほのぼの系地方自治ギャグ。
国友やすゆき氏は、
『OUTLAW』という作品を連載中。…“アウトロー弁護士”と呼ばれる主人公・響大介の法律事務所に、「婚約者を救って欲しい!」という依頼が舞い込む。依頼主の名は石原珠緒。彼女の婚約者・村中あつしは、サラ金経営者殺人事件の容疑者として挙げられ、当日のアリバイがないため、拘留されているということだった。依頼を引き受けた大介は村上と接見するが、彼の態度や話に、何か釈然としない気持ちを抱く。それでも、物的証拠がなく、アリバイさえ証明できれば村上を釈放できると大介は考えていたが、検察側は強引に村上を起訴しようと動きはじめる。「法は人を救えない!!」との信念のもと、ただ自分の信じるもののために法を利用するアウトロー弁護士の物語です。
…というわけで、次回に続く。皆様、良いゴールデンウイークを!!