前回、原作者・あべ善太氏の逝去にともない、『味いちもんめ』が終了したことを振り返りましたが、この号で
『新・味いちもんめ』として連載が復活しました。作画は変わらず倉田よしみ氏、福田幸江氏にシナリオを執筆していただくことになったわけです。あれから8年、今も本誌の大人気作として連載中であることは、皆さんもご存知の通りです。…でも、『新・味いちもんめ』のカラー扉は、今となっては珍しいな〜。
巻頭カラー新連載は、原作・原田大輝氏、作画・はしもとみつお氏による
『陶炎』。…「浜田陶太にへばりつけば絶対金になる」という父親の言葉を受け、東京・下町の美術商「炉壇」の二代目・錦之助は、奥多摩にある窯元「自由窯」の窯主・浜田陶太に取り入ろうとする。“頑固で偏屈な老人陶芸家”という錦之助の予想に反し、陶太は穏やかな青年だった。彼の陶芸教室に入門し、目論み通り陶太と親しくなることに成功した錦之助だったが、その夜、陶太はスーツ姿で高級車に乗り込み、どこかへ出かけて行った。後を追った錦之助が見たものとは……!? 「土を焼かずに欲を焼く輩を斬って捨てる」裏陶工師・浜田陶太が、汚れた陶芸界に立ち向かう姿を描く物語。陶芸を題材にした画期的作品です。
この号では新連載がもう一本。原作・北沢未也氏、作画・おおつぼマキ氏の
『嫁入り前なの!』がそれ。タイトルを見ると、結婚願望の強いそれなりの年頃の女性が主人公のラブコメかな? …と思いましたがさにあらず。思い込みの激しい小学4年生の女の子・桜庭ももよが巻き起こす“プチ騒動”を描くコメディーです。おおつぼ氏ならではの、いやらしさを感じさせない“笑えるエロ”も入ってます。全7話のため、単行本化されてないのが残念です。
本誌主催で公募していた新人漫画賞『スペリオール大賞』受賞作家・人見茜氏の
『銀玉町事件簿 玉にキズ!』という作品も連載中でした。…市井の人々の日常で起こる出来事の中で、“人間”をシニカルに描くシチュエーションコメディー。人見氏は現在、他誌で活躍中です。
記事では、
『私はこうして結婚しました』というコラムが連載されていました。各界著名人に、結婚に至るまでの経緯やドラマを語っていただくインタビュー企画。発想が面白いですね。この号では、ヒロコ・グレースさんが登場しています。当時のスペリオールは、結婚願望の強い編集者が多かったりしたんでしょうか…!? ちなみに現在のスペリオール編集部、独身は筆者だけです…。