2000年はスペリオール大変革期。この号から、完全隔週金曜日発売となりました(現在は第2・第4金曜日発売です)。連載ラインナップもガラリ一変しています。
巻頭新連載は
『孫がゆく〜孫正義物語〜』。原作は鶴岡雄二氏、作画は永松潔氏でした。…内容はもちろん、IT革命の寵児・孫正義氏の半生を、様々なエピソードを交えて描いた物語。ビジネスマンの方なら、刺激を受けること必至の作品。チャンスがあれば、ぜひ読んでみてください。
高田靖彦氏の
『ざこ検 潮(マルチョウ)』は連載第2回。弁護士・今井秀智氏の原案協力を得て送る、本格検事コミック。…司法修習を終えたばかりの新米検事、主人公・潮貞志。検事の任命式の当日、チカンに間違われて遅刻しそうになるが、どうにか任命式には間に合った。が、翌日、実務研修生として第一歩を踏み出した潮のはじめての取調べの容疑者は、潮が巻き込まれたチカン事件の犯人だった!! 熱血新米検事の活躍を通して人間の心を描く高田氏らしい作品です。ちなみに本作は、長島一茂氏主演でドラマ化もされました。
新田たつお氏の
『チェン爺(チェンジイ)』は連載5回目。…主人公・大々万吉は、画家志望の貧しい青年。ある日、万吉は、余命幾ばくもないという老人・黒紋金蔵から、「勝てば3億円、負ければ自分の身体で払う」というギャンブルを持ちかけられた。その賭けに負けた万吉は、老人と脳を入れ替えられ、肉体を奪われてしまった!新田作品ならではの、シリアスかつコミカルな、読み応え充分の作品。
星里もちる氏の
『本気のしるし』は第4回。…主人公・辻一路は、他人に好かれるのも他人を好きになるのも苦手な、“本気の恋”をしたことがない男。彼はある日、コンビニエンスストアで不思議な雰囲気の女性と知り合う。この葉山浮世という女性は、ことごとく分別のない行動をとり、彼女と関わったばかりに、一路は次々とトラブルに巻き込まれてしまう…。星里作品としては異色な、シリアス系ラブ・サスペンスです。
柴門ふみ氏の
『非婚家族』は3回目。前々回の本コーナーで紹介した読み切り作品『コーヒーブレイク』が元となった作品。…現在の妻・ひかるに家出され、会社からはリストラされ、一瞬にしてすべてのものを失った主人公・的場洋介。そんなある日、洋介は10年前に離婚した元妻・知華子と、偶然再会する。知華子は洋介が住んでいるとは知らず、同じ駅のマンションに引っ越してきたのだった…。この作品は後にTVドラマ化され、注目を集めました。
もりやまつる氏の
『親父』は第8話。…娘・久美子はヤクザの愛人、息子・洋介は根性のない“ヘタレ”ヤンキー、道を外れていく子供たちになにも出来ない無力な母親。そんな崩壊した家族のもとに、16年前に出ていった親父が帰ってきた! 帰ってくるなり早々、久美子につきまとうヤクザを一撃で倒した親父。驚く久美子と洋介に、母は驚愕の過去が語る…。もりやま氏の手による、極太家族ドラマ。単行本全3巻発売中です。
…とまあ、17本の連載作品中、連載10回目に満たない作品が3分の1という変貌ぶり。漫画史上でもレアなケースじゃないでしょうか。